基本情報 | |
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正式名称 | エミレーツ航空 EMIRATES |
設立 | 1985年 |
加盟アライアンス | アラブ航空会社機構 |
ハブ空港 | ドバイ国際空港(DXB) |
エミレーツ航空はアラブ首長国連邦・ドバイを本拠とする航空会社で、最新の機材をすぐに導入し、高品質なサービスと地理的メリットを活かした豊富な路線網で知られています。
スイスに行くのに中東経由というと少し前までは無い選択肢でしたが、東南アジア経由よりも所要時間は短く、かつ日系・ヨーロッパ系の航空会社よりも安価なのが特徴。特にハイシーズンは料金差が大きくなるので、出来るだけ航空券でかかる費用を抑えたいという方にはオススメできる航空会社のひとつです。
日本からはまず成田・羽田・関空のいずれかから経由地のドバイへ飛び、そこからチューリッヒかジュネーブへ向かうというルートになります。日本〜ドバイ間は各空港とも1日1往復で、ドバイ〜チューリッヒ・ジュネーブはそれぞれ1日2往復飛んでいます。
また、名古屋からは関空までの専用バスが発着の時間に合わせて運行されているので、中部地方からはこれを利用すると便利(要予約)。
エミレーツ航空でスイスへ
エミレーツ航空でスイスへ行く場合、まずドバイへ飛び、そこからチューリッヒ・ジュネーブへの乗継となります。
ドバイ国際空港
Dubai International Airport
ドバイ国際空港は、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイにある国際空港で、エミレーツ航空のハブ空港として世界中からのフライトが発着しています。
ターミナルは1・2・3の3つありますが、エミレーツ航空のフライトはすべてターミナル3に集約されているので乗継もスムーズです。ターミナル3は非常に広大で、複数あるコンコースが電車で結ばれています。
ドバイでの乗継の時間帯は夜中や早朝になることが多いですが、24時間営業のショップ・レストランも充実している上、乗継時間が4時間以上になる場合はレストランの無料食事きクーポンをもらうことができます。
機内サービス
エミレーツ航空の日本線は東京/羽田〜ドバイ間はボーイング777-300ER、東京/成田・大阪/関空〜ドバイ間は世界最大の旅客機・エアバスA380-800での運行です。
ドバイ〜チューリッヒ線はA380-800、ジュネーブ線は777-300ERの運行となるため、成田もしくは関空〜チューリッヒの往復の場合、利用する全便をA380利用とすることも可能です。
エミレーツ航空はA380の最大のオペレーターで、115機(+8機追加発注中)ものA380を運用しています。
A380の魅力は大きさだけではなくその居住性の高さ。本当に飛んでいるのかわからないほど静かで、天井が高いので機内がより広く感じることができ圧迫感がありません。
エミレーツ航空では日本線・スイス線の全フライトで3クラス(ファースト・ビジネス・エコノミー)仕様で運行されています。
ファーストクラス
エミレーツ航空のファーストクラスは世界最高水準の設備とサービスを誇り、数々の賞も受賞している、いわば「ファーストクラスの中のファーストクラス」。
特筆すべきはA380のファーストクラスで、保有する90機(!)のほとんどの機材にシャワールームが搭載されており、これは巨大なスペースがあるA380ならではの装備といえます。
シートは777-300・A380いずれも、プライベートスイートとなり、ボタン一つで扉を閉めれば個室となります。保安上、天井部分は閉めることはできませんが、通路から中は見えないようになっているので実質的に完全個室になる仕様です。
アメニティキットはブルガリの特注品で、保湿効果のあるナイトウェアも用意され、これらはすべて持ち帰り可能。
ビジネスクラス
ビジネスクラスは人間工学に基いて設計された、スポーツカーをイメージさせるようなスタイリッシュなシートが印象的。白と木目、アクセントのゴールドが上品な空間を演出しています。
23インチのパーソナルスクリーンは手元の専用タブレット端末で操作可能。A380では3角度からの機外ライブ映像も見ることができます。
シートはもちろんフルフラット仕様で、これもタブレットからボタンひとつでベッドへと変わります。
アメニティキットはファーストクラス同様ブルガリ特注品。
エコノミークラス
エコノミークラスは777-300、A380ともに3-4-3のスタンダードの配列ですが、エミレーツならではの細かなサービスがポイント。
機内エンターテイメントシステム「ice」は常時2500本以上のコンテンツを用意しているので、長くなりがちなドバイ乗継のスイスまでのフライトも退屈することはありません。また、時差ボケ防止のために機内照明の明るさが調整され、夜には天井が一面の星空になります。
小腹がすいたときには、インスタントラーメンを注文することも可能です。ただし、ハラル仕様で肉類の具がないのでご注意を...
クラス別サービス比較
エコノミークラス Economy Class |
ビジネスクラス Business Class |
ファーストクラス First Class |
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コンセント・USBソケット | コンセント(110V)/ USBポート ※1 |
コンセント(110V)/ USBポート |
コンセント(110V)/ USBポート |
個人用シートモニター | オンデマンド方式 |
オンデマンド方式 |
オンデマンド方式 |
機内Wi-Fi | 全便・全クラスで利用可能(無料/有料) 20MBまでのデータ送受信:無料 150MBまでのデータ送受信:USD9.99〜 ※エミレーツ・スカイワーズ会員はステータスによって優待あり 詳しくはエミレーツ航空公式サイトをご覧ください。 |
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受託手荷物・無料許容範囲(日本発着) ※2 | 合計20キロ〜35キロ (料金タイプによって変動) |
合計40キロ | 合計50キロ |
機内持ち込み手荷物・許容範囲 ※3 | 7キロ以内 かつ 最大寸法 55 x 38 x 20 cm 1個 |
7キロ以内 かつ 最大寸法 55 x 38 x 20 cm 2個 |
7キロ以内 かつ 最大寸法 55 x 38 x 20 cm 2個 |
ラウンジ利用 | ※4 | ※4 | |
※1:一部の777-300ERではUSBポートのみ ※2:手荷物のサイズは縦+横+高さの和が300cm以内、重量は1個あたり30キロまでに限られます。 受託手荷物の重量やサイズが規定を超えている場合は超過手荷物として有料で輸送されます。受託手荷物の個数が無料受託手荷物許容量を超えている場合は、各超過受荷物に対して料金が請求されます。1個あたり32kgを超える荷物はお預けになれません。 ※3:2歳未満の小さいお子様は折りたたみ式のベビーカーをお持ちいただけます。 ※4:【東京/羽田・大阪/関空】JALサクララウンジ【東京/成田・ドバイ・チューリッヒ】エミレーツラウンジ【ジュネーブ】dnata スカイビューラウンジ |
ギャラリー
エミレーツ航空は英国・スカイトラックス社を始め、航空業界の権威ある各賞を毎年受賞しています
ブルガリ特注のファーストクラス向けアメニティキット
中東のエアラインとして初めて、懐石料理を機内で提供しています(ビジネスクラス)