スイスの郵便局・POST - LE POSTE - LA POSTA
スイスの郵便局は黄色にPOST/LE POSTE/LA POSTA(独・仏・伊で地域ごとに表示が変わります)が目印。
郵便局は郵便番号(4桁の番号で、CH-XXXXというようにも表されます)のある全ての自治体に設置されています。
もともとは1852年に設立された「PTT」がスイス国内の郵便・電話・通信を一手に引き受ける連邦政府郵政省直轄の組織でしたが、1997年に郵便部門の「POST」と電話・通信の「SWISSCOM」の2つに分割されました。SWISSCOMは分割後の1998年10月に連邦政府が株式の52%を保有する株式会社となり民営化されましたが、「POST」はそのまま連邦政府管理下の国営事業として存続しています。
郵便局は基本的に平日の8:00〜12:00、14:00〜17:00が営業時間で、土曜日・日曜日・祝日は休みとなります。但し、郵便局によっては営業時間にばらつきがあり、都市部の中央郵便局や一部の郵便局では一部窓口が24時間、土曜日の半日営業などを行っています。また、祝日前日は営業時間を切り上げるところが多いので注意が必要です。
スイス国内から日本へハガキを出すには?
スイスでは綺麗な絵ハガキ・ポストカードがたくさん売られているので、日本の家族や友達、彼氏、彼女なんかに送ってみたい!と思うこともあると思います。
日本へのハガキは通常のもの(20グラムまで)で1.90Sfr.、通常は3日〜5日で届きます。この料金は「Priority/Prioritaire」という種類の扱いになります。(他に1〜2日短縮できる「Urgent」、安価ですが10日〜15日掛かる「Economy/Economique」がありますが、絵ハガキであれば0.30Sfr.しか変わらないのであまりメリットはありません。)郵便局の窓口ならその場で切手代を支払い確実に発送できますが、1.90Sfr.分の切手を駅キオスクや街中のタバコ屋さんなどで購入してポストへ投函しても問題ありません。
宛名の書き方は、日本国内で送る場合と同じように日本語で書いてOKです。但し、宛名欄のどこかに必ず目立つように「JAPAN」と書いておきましょう。通常は「AIR MAIL」と書かなくても自動的に航空便になりますが、念のために書いておいても損はないと思います。
おみやげや余分な荷物を日本に送るには?
SWISS POST
たとえスイス滞在期間がそんなに長くなくても、おみやげなどで荷物がパンパンになってしまったということもあると思います。
そのまま持って帰るのもアリですが、帰りの空港で許容重量オーバーで追加料金が必要になってしまうと非常に高額になってしまうケースがあります。そういったことを避けるためにも、余分な荷物は送ってしまうのもアリ。
まとまった量の荷物を送る用のダンボールは郵便局で入手可能(有料)。箱の大きさと重さによって料金が変わります。
小包は「PostPac」という名称があり(日本のゆうパックと似たような感覚です)、これにもいくつか料金種別があります。どちらも1つで送ることができる重量は30キロまで・補償が1,000Sfr.相当までで、「PostPac Priority(所要4日〜6日)」と「PostPac Economy(所要10日〜15日)」を選ぶことができます。