スイス旅行の持ち物リスト

Your belongings

スイスは世界でも有数の個人旅行のしやすい国です。何か足りないときは現地調達することも殆どの場合問題ないことが多いです。

でも、出発前にこれだけは用意しておきたい!というものも結構あるもの。

ここでは、最低限これだけはというものと、スタッフのこれまでの経験から「これがあるとうれしい!」というものをご紹介します。

パスポート

Passport

これがないと始まらない、海外旅行の必須アイテムがパスポート。

5年用と10年用がありますが、20歳以上であればどちらか選択可能(20歳未満は5年用のみ)。

申請は各都道府県の申請窓口へ。窓口の所在地、必要書類、申請の流れについてはこちら(外務省Webサイト「パスポートの申請から受領まで」)をご参照ください。

スイス入国に際しては滞在日数以上の残存期間が必要ですが、他のヨーロッパ諸国では3ヶ月程度の残存期間が必要なケースが殆どなので、それ以下の場合は出来ればそれに準じて更新しておいたほうが無難です。

お金(現金)

Money

スイスの通貨はスイスフランですが、極力日本円を持って行って現地で両替する方法をオススメします。

日本でも銀行などの外貨両替窓口でスイスフランの入手が可能ですが、レートが悪いことが多いため必要最小限に留めておきましょう。チューリッヒやジュネーブの各空港、中央駅には両替窓口があり、市内の銀行でも殆ど全ての銀行窓口で両替が可能です。

トラベラーズチェック(T/C)は日本での発行が2014年で終了しているため、ご利用いただけません。

クレジットカード

Credit Cards

現在、日本で発行されているクレジットカードは基本的にスイスでもそのままご利用いただけます。

ただし、カード発行会社やブランドによっては取扱の可否にばらつきがあり、カードが使えると言われてVISAとMASTERが使えないことはまずありませんが、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースについては利用できないことがあります。(JCBに関しては他のヨーロッパ諸国に比べると、スイスでは利用できる場所がやや多い印象です)

また、スイスでは少額の支払い(80CHF以下)にはクレジットカードを利用したタッチ支払い(Contactless Payment)が一般化してきており、小さな個人商店や屋台でも使える場所が増えてきています。まだ日本ではタッチ支払いに対応したクレジットカードがようやく出てき始めたところなので、もしお持ちのカードが対応しているのであれば出発前に切り替えておくことをオススメします。正直、これが使えるかどうかで支払いの利便性がかなり違います。

銀行キャッシュカード

Cash cards

クレジットカードを持っていない、またはあまり使いたくない、という方にはこの方法をオススメします。

新生銀行楽天銀行などでは海外ATM対応のキャッシュカードを発行していますので、これを持って行けば現地のATMで必要に応じて現金を引き出すことが可能です。日本の銀行口座から直接引き出すことになり、オンラインで残高照会などを行うことも可能です。

スイス国内ではどんな田舎町でもATMがあり、操作もシンプルかつ多言語対応(独・仏・伊・英)なので簡単に現金を必要なときに引き出すことができます。

ただし、レートはそれなり(やや悪目)で、かつ利用ごとに手数料が発生するのが難点。

スーツケース・カバン

Luggage

荷物の大きさは旅行の日数や目的によって左右されるので一概にこれが良い!というわけにもいきませんが、できるだけコンパクトにするに越したことはない思います。

特に移動時に大きな荷物や複数の荷物を持つ(両手がふさがってしまう)ことは、いくらスイスの治安が良いとはいえオススメできません。

また、フライトの利用時にも荷物の制限(大きさ、重さ、個数など)がそれぞれ航空会社によって定められていますので、それに沿ったスーツケース・カバン選びをすることも重要です。

ハイキングやトレッキング、スキーを予定されている方は、旅行用の大きなものとは別に小さめのバックパック(リュック)をお持ちいただくことをオススメします。これは現地で調達することももちろん可能で、記念にスイスのブランドを選ぶのも良いかと。特にハイキングをする際には上着や雨具などを持ち運ぶのに必須となります。

服装

Wear

スイスと聞くとどの季節に行っても日本より寒いんじゃないかと思われる方も多いと思いますが、実際はそうでもありません。

平野部であれば夏は30度を越える日もよくありますし、冬にジュネーブやチューリッヒなどの都市部で大雪が降ることもそんなにあることではありません。ただ、全体的な平均気温は東京や大阪よりも低いのも間違いありません。

従って、平野部・都市部のみを旅行するのであれば北日本や北海道を旅行するような心づもりでいれば問題ありません。

夏場でも標高1,500m以上の場所へ行かれる場合や、冬であればそれなりに準備が必要です。フリースやジャケットなどは現地でも簡単に手に入りますが物価が高いスイスでは衣料が特に高いので、現地のブランドが良い!という方以外は極力出発前にひと通り揃えておくことをオススメします。

ユニクロのヒートテックやウルトラライトダウンは特に重宝しますので、複数枚持って行かれても損はないと思います。

ハイキング、トレッキング、スキーなど服装というより装備が必要なアクティビティを予定されている場合は、必ず季節にあった万全の準備をお願いいたします。

携帯電話・スマートフォン

Mobile phone / Smartphone

日本で使用されている携帯電話・スマートフォンが4G(LTE)または3Gに対応した端末で、かつキャリア(携帯電話会社)で海外使用のオプション契約をしている場合はそのままスイス国内でも通話・データ通信が可能です。

通話料金やデータ通信料はローミング扱いとなるため日本国内での料金プラン(通話やデータ通信の定額など)とは別枠になりますが、データ通信については定額サービスや、日本国内での契約が適用されるプランが各社から出ているため、以前よりもかなり使いやすくなりました。

SIMロックの掛かっていない、4G/3G/GSMに対応した携帯電話・スマートフォンをお持ちの方は、スイスの携帯電話会社のSIMカードを現地で調達してご利用いただけます。最大手のSWISSCOM(スイスコム)は殆どの町にショップがあり、電波状況が最も安定しています。プリペイドSIMがほしいと店頭で伝えれば、何日ぐらい滞在するか、どのぐらいのデータを使うかを聞かれ、それに合ったプランを紹介してもらえます。

支店の数はSWISSCOMに及びませんが、その他Orange(オレンジ)、Sunrise(サンライズ)などの通信会社があり、それぞれでプリペイド用SIMカードを発行可能です。

国際免許証

Driver's license

スイスでレンタカーの運転を予定されている方は、日本の運転免許証と国際運転免許証の両方、それに加えて本人名義のクレジットカードが必要となります。

国際運転免許証は各都道府県の運転免許試験場で原則即日発行で入手できます。レンタカーの貸出には会社によって独自の年齢制限等を設けていることがありますので、必ず事前に確認をお願いします。

日用品・医薬品

Groceries/Medicines

日用品の類はスイスでも入手はそれほど難しくありませんが、使い慣れたものをという場合は持参しましょう

現地調達の場合はCOOPやMIGROSといったスイス国内のどこにでもあるスーパーで入手できます。種類は豊富にあるわけではなく、また日本より割高なものも多いので注意。特にコンタクトレンズ洗浄液や目薬などのケア用品は持参したほうが良いでしょう。

医薬品は、常用のものがある場合は必ず持参するようにしてください。

処方せんの要らない、いわゆる常備薬的な薬はスイスの薬局でも手に入りますが、効力が強かったり、体に合わないということもあります。

ちなみに、スイスの医療費は世界的にみても非常に高額です。万が一の病気や事故に備え、出発前に必ず海外旅行傷害保険に加入しておきましょう。

ガジェット・デジタルグッズ

Gadgets

デジタルカメラやビデオ、ノートPCなどを持参される方は充電器のACアダプターの対応電圧を確認しておく必要があります。

日本の電圧は100V(ボルト)ですが、スイスは220〜240Vのため、対応していないACアダプターなどを使用する場合は変圧器を通す必要があります。またプラグの形状も異なるので、電圧は対応している場合でも変換アダプターが必要になります。スイスでは丸い穴2つのタイプ(C型)のプラグが主流で、日本で入手することが可能です。デジタルグッズを複数持参される予定のある方は、これも余分に購入しておくと便利です。

デジタルカメラのメモリーカード等はスイス国内の家電量販店「InterDiscount」や「Fust」などで入手可能です。これも日本よりは少し割高ですが、日本製のSDカード、コンパクトフラッシュ、メモリースティックは大抵の場合置いてあることが多いです。

MacやiPhoneをお持ちの方で万一現地で不具合が発生した場合、チューリッヒやジュネーブのApple Storeに持ち込むことができます。AppleCareに入っている場合は全世界で適用されるため、簡単な修理や交換はスイスでもしてもらうことが可能です。

その他便利グッズ

Others

その他あれば便利!というグッズはいろいろありますが、洗濯バサミとロープがあると便利です。

ただし、ホテルによっては洗濯や部屋干しが禁止されているところもあるのと、外に干すことが禁止されている自治体が多いので注意が必要ですが、乾燥しているので下着や靴下など小さなものであれば割とすぐ乾きます。

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