ヴァレー/ヴァリス州南側というとどうしてもツェルマットに注目しがちなところですが、サースフェーはそのツェルマットのあるマッター谷と途中で分岐したサース谷(Saastal)の奥にある村。
周りを氷河と4,000m級の山に囲まれた場所で、ツェルマットよりもより素朴で、かつこじんまりした印象。2010年夏にはサッカー日本代表が南アフリカへ向かう前の直前合宿を行ったことで聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。またこの村は排気ガスを排出する乗り物の乗り入れが禁止されているので、空気が非常に澄んでいて心なしか空の青さも濃い気がします。
みどころはなんといっても村から行ける一番の展望台ミッテルアラリン(Mittelallalin)。
村のロープウェー乗り場から中腹のフェルスキン(Felskin)まで登り、そこからメトロ・アルピン(Metro Alpin)という地下ケーブルカーで展望台へ行くことができ、ふもとからの所要時間はわずか約20分。標高3,454mで夏スキー・スノーボードや、氷河ハイキングも可能です。但し氷河ハイキングは大変危険を伴うので必ず公認ガイド付きツアーに参加する必要があります。
サースフェーの基礎データ | |
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基礎自治体 Gemeinde/Commune/Comune |
サースフェー Saas-Fee |
所属州 Kanton/Canton/Cantone |
ヴァレー/ヴァリス州 Kanton Wallis |
言語 Sprache/Langue/Lingua |
ドイツ語(スイス・ドイツ語) |
郵便番号 Postleitzahl/Code postal/Codice Postale |
3906 |
標高 Höhe/Altitude/Altitudine |
1,800m |
人口 Einwohner/Population/Abitanti |
1,636人(2016年) |
行政ウェブサイト | www.saas-fee.ch |
サースフェーへのアクセス・交通
アクセスの起点はツェルマットと同じくブリークかフィスプ。
バスはブリーク駅前からフィスプ駅前(南)を経てサースフェーまで運行しています。所要時間はブリークから約1時間15分、フィスプから約50分。基本的に1時間間隔での運行。
ツェルマットからサースフェーへ行く場合は、フィスプ手前のシュタルデン・ザース(Stalden-Saas)駅から(まで)バスが利用可能。
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