新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大に伴い、大阪/関空〜チューリッヒ線の運航が2021年3月末まで休止となりました。
東京/成田〜チューリッヒ線の運航は再開していますが、減便となっていますのでご注意ください。
東京/成田線機材・777-300ER基礎データ | |
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座席数 | 340席 ファーストクラス 8席 ビジネスクラス 62席 エコノミー 270席 |
大阪/関空線機材・A340-300基礎データ | |
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座席数 | 219席 ファーストクラス 8席 ビジネスクラス 47席 エコノミー 164席 |
やっぱり便利なのは直行便。
日本からスイスへはスイス・インターナショナルエアラインズ(LX)が東京・成田国際空港とチューリッヒを週7便(毎日1便)を運航しています。
また、2020年3月1日の夏ダイヤから待望の大阪・関西国際空港とチューリッヒ間の直行便が週5便体制で復活、成田・関空〜チューリッヒ間週12便での運航となり、ますます便利になります。
前身のスイス航空(Swissair/SR)が1957年にチューリッヒ〜羽田線を開設し、2002年の経営破綻後は同社の機材・運行をスイス・インターナショナルエアラインズ(旧クロスエア)が引き継ぎ、日本とスイスを直行で結ぶ唯一の航空会社となっています。
現在、東京/成田〜チューリッヒ線の使用機材はボーイング777-300ERの新造機、大阪/関空〜チューリッヒ線ではエアバスA340-300が投入されていて、いずれもファースト・ビジネス・エコノミーの3クラス仕様。
最大のメリットはなんといっても直行便のフットワークの良さ。チューリッヒ到着も15時台とまだ日が高い時間に到着できるのはポイント高し。チューリッヒ空港は非常にコンパクトな空港なので、飛行機を降りてから外に出るまでの時間も短くて済みます。
空港地下にはスイス国鉄のチューリッヒ空港駅があり、直接目的地へアクセス可能。鉄道で行ける場所であれば基本的にどこでも当日中に行くことが可能です。
また、ルフトハンザ航空、ANA、オーストリア航空と往復で組み合わせができるため、行きは直行便、帰りはスイス発を遅くできるルフトハンザ航空やANAの経由便を利用する、ということもできます。
ゴールデンウィークや夏休み時期は団体・グループの利用も多く、予約が取りにくいことことがあるのが少し難点。ただ、前身のスイス航空時代からの変わらぬ伝統である正確性と快適性を考えると、ある程度は仕方ないのかもしれません。スイスツアーズでも一番オススメの航空会社です。
機内サービス
日本線(成田・関空〜チューリッヒ)はエコノミー、ビジネス、ファーストの3クラスが設定されています。
全体的に余裕のある造りのキャビンで、エコノミークラスでも窓側座席は2席並びなのがうれしいところ。
機内エンターテインメントは全クラスでオンデマンド方式のシートTVが装備されていて、東京/成田発便のファーストクラス・ビジネスクラスでは機内食に東京・四谷の「オテル・ドゥ・ミクニ」のオーナーシェフ、三國清三氏がプロデュースする特別メニューをお選びいただけます。
SWISSのボーイング777-300ERは満を持して導入した新造機で、同時に従来のエアバスA340-300の機内改修が行われ、機齢は異なるものの機内設備・サービスはほぼ同等のクオリティとなっています。
SWISS First
ファーストクラスは機体前方にわずか8席だけ設定されたラグジュアリー空間。フルフラット仕様のシートは全長約200センチにもなるゆとりの設計です。
食事は好きな時間にアラカルト形式で注文可能で、チューリッヒ発便では「SWISS Taste of Switzerland」として季節替わりの特注スイス地方料理コースを楽しむことができます。
SWISS Business
ビジネスクラスは、ファーストクラスとほぼ同等の全長約200センチのフルフラットシートが装備されています。
ボーイング777-300ERでは62席、エアバスA340-300では47席の設定で、1-2-2と2-2-1が交互に配列されています。ソロシートは少なめなので早めの予約がお勧め。
SWISS Economy
2-4-2配列なのがうれしいゆとりのエコノミークラス。当然ながら全席パーソナルスクリーン装備で、常時140本以上の映画やテレビ番組をお楽しみいただけます。
日本発着路線では受託手荷物(預け荷物)が通常の2倍となる、23キロの荷物を2個まで無料で利用可能です。
クラス別サービス比較
エコノミークラス SWISS Economy |
ビジネスクラス SWISS Business |
ファーストクラス SWISS First |
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シートピッチ | 32インチ(81.3センチ) | 60インチ(152.4センチ) | 80インチ(203.2センチ) |
シート幅 | 17.3インチ(43.9センチ) | 20.5インチ(52.1センチ) | 22インチ(55.9センチ) |
コンセント・USBソケット | コンセント(110V)x1 | コンセント(110V)x1 | |
個人用パーソナルモニター | 9インチ・オンデマンド |
16インチ・オンデマンド(B777) -- 10.4インチ・オンデマンド(A340) |
32インチ・オンデマンド(B777) -- 10.4インチ・オンデマンド(A340) |
機内Wi-Fi | 777-300ERのみ可能(有料) | ||
受託手荷物・無料許容範囲(日本発着) ※1・2 | 1個あたり23キロ x2 | 1個あたり32キロ x2 | 1個あたり32キロ x3 |
機内持ち込み手荷物・許容範囲 | 1個あたり8キロ x1 最大寸法 55 x 40 x 23 cm |
1個あたり8キロ x2 最大寸法 55 x 40 x 23 cm |
1個あたり8キロ x2 最大寸法 55 x 40 x 23 cm |
ラウンジ利用 ※3 | |||
※1:手荷物のサイズは縦+横+高さの和が158cm以内に限られます。 受託手荷物の重量やサイズが規定を超えている場合は超過手荷物として有料で輸送されます。受託手荷物の個数が無料受託手荷物許容量を超えている場合は、各超過受荷物に対して料金が請求されます。32kgを超える荷物はお預けになれません。 ※2:2歳未満の小さいお子様は折りたたみ式のベビーカーをお持ちいただけます。 ※3:成田空港ではANA及びユナイテッド航空のファーストクラスラウンジ・ビジネスクラスラウンジが利用可能です。チューリッヒ空港・ジュネーブ空港・バーゼル空港では利用クラスもしくはFFP会員ステータス、スターアライアンスメンバークラスに応じてSWISSラウンジが利用可能です。 |
機材ギャラリー
成田〜チューリッヒ線で運用されるエアバスA340-300
成田〜チューリッヒ線で運用されるエアバスA340-300、新塗装バージョン
2016年に納入開始された新機材ボーイング777-300
かつて成田・関空〜チューリッヒ便を運行していた、旧スイス航空・MD-11(swissair Asia塗装)
スイス国内線と欧州路線の主力機、エアバスA320
SWISSがローンチカスタマーとなった短距離用新型機、ボンバルディアCシリーズ