スイスの地方部を旅するのに欠かせない足、ポストバスとは?
スイスは鉄道がよく発達した国ではありますが、すべての地域をカバーできているわけではありません。そのカバーできていない地域の貴重な足となるのが「ポストバス Postbus/Postauto」です。
もともとは1900年代初頭、郵便配達用の馬車にお客さんを乗せて走ったというのがルーツですが、今では798路線・10,363キロを約2000台のバスが走っていて、年間約1億人の乗客を運んでいます。地域の住民の方の足としての役割はもちろん、鉄道だけではアクセスできない隠れた名所や、絶景ルートをカバーしているので、スイス旅行の要素の中でも欠かせない交通機関のひとつになっています。特にヴァレー/ヴァリス州やグラウビュンデン州の山間部では利用価値大!
黄色い車体にホルンのマークがついた、一目でそれとわかるバスで運行されていて、利用方法は普通の路線バスと同じ。前の出入口から乗車して運転手から切符を購入すればOKです。殆どの路線ではスイストラベルパスが有効なので、その場合は見せるだけでOK。
また、旅行者向けに特に景色のキレイな場所を通る路線(パームエクスプレス:サンモリッツ〜マロヤ峠〜ルガノ間)なども運行されていますが、これらの路線については事前に予約が必要です。
スイス旅行の相談・見積り依頼はこちらから