スイスに来たら絶対乗りたい!氷河急行やベルニナ急行などの特別列車
スイスには特に素晴らしい景色を車窓から楽しめる、旅行者向けの列車が多く運行されています。世界的に有名な氷河急行やベルニナ急行の他にも、さまざまな名称・路線で運行されているものがあります。ここでは、その中でも特に人気の高いものをご紹介します。
氷河急行 Glacier Express
氷河急行(Glacier Express)はツェルマット〜サンモリッツ/ダヴォス間を運行している観光列車で、マッターホルン・ゴッタルド鉄道(MGB)とレーティッシェ鉄道(RhB)の路線を約7〜8時間かけて走破します。
全線乗車すると、途中で291の橋梁、91のトンネルを通り、最高到達地点はオーバーアルプ峠の2,033メートルにに達します。
ベルニナ急行 Bernina Express
ベルニナ急行は氷河急行と並んでスイスを代表する特別列車のひとつ。
運行区間はスイスの東端にあたるグラウビュンデン州のいわゆるエンガディン地方で、サンモリッツ・クールとイタリア領ティラノの間で運行されています。全区間がレーティッシュ鉄道(RhB)の路線でもあるため、全く同じ区間を走るローカル列車も多く、氷河急行よりも途中下車がしやすいのもの魅力のひとつ。
2008年にはこの区間の大半が「レーティシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観」としてユネスコ世界遺産にも登録されました。
ゴールデンパス・パノラマ急行 Goldenpass Panoramic
ゴールデンパス・パノラマ急行はいわゆる「ゴールデンパス・ライン」の一部、モントルー〜ツヴァイジンメン間を走るパノラマ車両運用の列車です。
「ゴールデンパス・ライン」そのものはこの先インターラーケン、ルツェルンと続いていきます。ここでご紹介する「ゴールデンパス・パノラマ急行」はモントルー・オーバーラント鉄道(MOB Chemin de fer Montreux - Oberland Bernois)が運行している列車で、氷河急行やベルニナ急行と同じようなタイプのパノラマ車両に加えて、名鉄や小田急で運用されていたような先頭車両の先が全面ガラス張りとなった車両での運行もあります。
ゴッタルド・パノラマエクスプレス Gotthard Panorama Express
かつて「ウィリアムテル急行 William Tell Express」として運行されていたもので、2017年のゴッタルドベーストンネル全面開通に合わせて生まれ変わったもの。
氷河急行やベルニナ急行のように直通の一本の列車ではなく、ルツェルン〜ルガノ・ロカルノ間を列車と船で乗り継いで移動する形態になっています。
Glacier Express, Rhätische Bahn AG, Chemin de fer Montreux–Oberland Bernois, SBB CFF FFS