センティス&シュヴェーガルプ周辺Säntis & Schwägalp
センティスはアッペンツェル・インナーローデン準州とアウサーローデン準州、ザンクトガレン州の3つの州境にそびえる標高2502メートルの山。
周囲に高い山がなく、北側〜西側は平野部が広がっていることから「ヨーロッパで最も目立つ山」としても知られ、晴れた澄んだ日にはスイス、フランス、ドイツ、イタリア、リヒテンシュタイン、オーストリアの6ヶ国が山頂から一度に見渡せる珍しい山です。
ふもとのシュヴェーガルプ(Schwägalp)からゴンドラで山頂まで上がることができます。
山頂からの下りはやや険しいルートなのでハイキングというより本気の登山になってしまいますが、ふもとのエリアは「自然体験公園 NaturErlebnispark」に指定されていて、ハイキング、サイクリングなどのアクティビティに加え、地形そのものや湿地帯、化石公園などさまざまなテーマにそったコースや場所が整備されているのも特徴。
ベースとなるシュヴェーガルプには鉄道駅がなく、バスでのアクセスが基本。チューリッヒ、ザンクトガレン、アッペンツェル方面から来る場合はウルネッシュ(Urnäsch)まで列車で行き、そこからバスで約20分。
NaturErlebnispark Schwägalp Säntis
エベンアルプ〜ゼーアルプゼー〜ヴァッサーラウエンEbenalp-Seealpsee-Wasserauen
世界的な観光地であるスイスでは旅行者がいない場所を探すのはもはや困難ですが、ここはまだ少し秘境感が残っているエリア。
アッペンツェル・インナーローデン準州のほぼ中央に位置するエベンアルプ(1640m)から、4万年以上前に人が暮らしていた痕跡の残るヴィルトキルヒリ(Wildkirchli)、断崖絶壁にへばりついたエッシャーの山小屋(Berggasthaus Äscher)、そして絵本のような景色が待っているゼーアルプゼー(湖)を歩くコースをご紹介します。
起点となるヴァッサーラウエン(Wasserauen)からゴンドラでエベンアルプ山頂まで行き、そこからハイキングスタート。ゼーアルプゼーまでの下りはやや急なところもあるので注意が必要です。
ゼーアルプゼーでは1泊することも可能なので、時間に余裕があればぜひ。
全長:5.4km|所要時間約3〜4時間|最大高低差:768m
入山可能時期:5月〜10月(ヴァッサーラウエン〜ゼーアルプゼー間だけであれば通年可)
Berggasthaus Aescher-Wildkirchli
Uwelino